安田奨学財団の新規奨学金事業の開始にあたり
2005年12月20日に設立された公益財団法人安田奨学財団は、設立時の趣意として、『人材の育成を通じた知的国際貢献である留学生支援を行い、わが国と諸外国との間の人的ネットワークの形成や、相互理解と友好関係を深めることにより、世界平和と安定に資するものになると考え、わが国から帰国した留学生が政治、経済、学術等、様々な分野で活躍し、もってわが国と相手国との懸け橋として友好関係の促進に貢献してほしい』としていました。
言語、風俗、習慣の違い等に加えて、日本の物価が高く、そのため経済的に大変苦労している留学生が、学費や生活費のために勉学に打ち込むことができず、志半ばにして修学の断念、また、所期の目的を達したとしても日本嫌いになってしまう留学生が多いということから、当奨学財団設立に至りました。
安田奨学財団の奨学生から社会に羽ばたいた卒業生はすでに250人を超え、その一人ひとりが、日本と母国の懸け橋として日々精進し、頑張っています。
一方で、財団設立から18年が経過した今、世界情勢や経済状況が急速に変化するなか本当に支援を必要としている学生は留学生だけではないと認識し、公益財団法人安田奨学財団は、日本の大学へ入学した留学生への支援を継続しながら、新たに日本人学生へも支援を広げることといたします。
支援対象の日本人学生
- 日本で高等教育を希望する日本人学生(一般枠)
経済的な理由により学業の継続が困難な、学業優秀かつ豊かで多様な人間性を持つ日本の大学に在籍する日本人学生に対して奨学金を支給し、有為な人材を育成することを目的とします。
日本人学生奨学金プログラムの内容【一般枠】
- 応募資格
- 日本人(日本に永住する)新大学2年生
- 奨学金
- 10万円/月(120万円/年)卒業までの最大3年間
- 返済
- 必要なし
- 採用予定人数
- 30名
- 応募者上限
- 先着500名